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グループライドって難しいですよね。
 

 
大人数で走るのは楽しいものです。
自転車の醍醐味の一つと言ってもいいでしょう。

一方で、走力や集団走行経験の差があると、全員が満足するグループライドを実行するのは難しかったりもします。






社会人になってからはグループライドをする相手もおらず、ペアライドやぼっちライドが主ですが、
大学時代にはサークルで大人数のライド方法について考えるなどしていたので、
メモがてらにグループライド時に意識していた事を記しておこうかと思います。 
(一緒に走る人はいつでも募集しています)





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ルート関連





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1. 走力・経験の少ない人を基準にルートを設定する

メンバーの走力や自転車経験が判るのであれば、なるべくレベルの低い人を基準としてルート設定をしましょう。
レベルが高い人は余裕を持ってライドに臨めますが、そうではない人は引け目を感じてしまうことも多いので、適度にチャレンジングでありつつも全員にとってハードすぎないルートを選ぶべきです。



2. エスケープポイントを設定する

ルートを設定する際は、途中で距離の短縮や、輪行が行えるポイントを確認・設定しておくのが良いでしょう。
往復コースであれば折り返しポイントを設定するだけで良いのですが、周回コースの場合は中盤にショートカットルートを用意できるとベストです。
他にも、鉄道の駅が近い区間を設定・把握しておくことでDNF等にも焦らず対処できます。 



3. ルートを共有する
 
設定したルートは全員に事前共有しましょう。道が分からない状態で走ると「グループに置いていかれるわけにはいかない」と焦ることになりますし、何処に連れて行かれるのか判らず不安にもなります。
また、ルート上のどの部分がハードなのかを把握できないと、体力をどこまで温存していいか判らなくなります。




トレイン時のちょっとした工夫




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1. トレインは3人か4人で1つにする

トレイン(小さい集団のこと。パックと呼ぶ人も)の人数は、3人か4人が良いでしょう。
3人程度に抑えると車一台分程度の全長になるので、邪魔になりすぎないかと思います。



2. トレインの先頭と一番後ろは経験者にする

トレインの内側に経験の少ない人を配置し、先頭と最後尾でフォローする形が良いでしょう。

先頭の走者はルートを把握し、主に前方の安全を確認します。
後ろに数人がついてきているという事を認識した上で、無理のない走り方を選ぶ必要があります。
(信号を早めに把握する、車道に出てくる車を視認し減速を指示するなど)
また、路上駐車などを回避する場合は後方確認も先頭の人が行なうと良いでしょう。

間に挟まれている人は、先頭の人を声で補助したり、後方の人に手信号・連絡を伝達する役目を担います。
後方確認はあまり行わない方がいいでしょう。例えば、二人目が後ろを振り返っている時に先頭が手信号を出しながら減速した場合、二人目のライダーは先頭の後輪に突っ込むことになります。

最後尾のライダーは、中間のライダーの走行技術の確認と、トレイン全体の調子の把握、そして後方確認を担うと良いでしょう。
間に経験の少ない人を配置している場合、最後尾の人がギアの選択などを見ながらアドバイスをすることが出来ます。
また「トレインの全員が疲弊していないか」「前のライダーにきちんとついていけているか」なども確認しましょう。
そして、しっかりとした後方確認が必要な場合(交通量が多いなど)は、視界が確保できる最後尾のライダーが後方確認を担当したほうが良いでしょう。
その際は前のライダーに突っ込まないよう、少し減速して間隔を空けてから後ろを振り返るようにします。

こういった役割を考えると、先頭と最後尾のライダーに経験が求められることが判ると思います。



3. 手信号だけでなく、可能であれば声を出す

手信号も無いのは論外ですが、可能であれば声を出していきましょう。
声を出すことには3つのメリットがあります。

一つ目は、手を離す必要が無いこと。
手を離すのが怖い初心者でも声を出すことはできますし、手を出す暇もない急ブレーキ時でも声を出して伝達すれば多少のリスク軽減が可能です。 

二つ目は、先頭の人に安心感を与えること。
先頭の人が停止等の手信号を出した際に、後ろから声が聞こえると、手信号が伝わったことが先頭の人にも認識でき、安心して減速することが出来ます。
手信号に対して「はーい」など、リアクションするだけで大丈夫です。

三つ目は、調子が声で判ること。
初心者の人がいる際には特に良いのですが、トレインの各メンバーがどれだけ疲れているかは声で判断できます。
しっかりついてきていても実は相当疲弊している、という人を手信号や表情で把握するのは意外と困難です。
そういった時は、声が元気かどうか、そもそも発声できるかどうか、という情報が大変役立つのです。 





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4. 信号発進時にはすぐに加速しない

先頭を走る人に意識して欲しいことですが、信号発進時にいきなり加速するのは止めましょう。
人数が多ければ多いほど、発進には一人ひとりラグが発生します。 
特に経験の少ない人はビンディングペダルを嵌めるのに手間取ってしまうこともあります。
焦れば焦るほど余計嵌まらなくなってそのまま立ちごけしてしまうリスクなどもありますから、先頭の人は後ろの人が加速可能な体制になるまで、6秒ほど控えめに走行すると良いでしょう。



5.長い登りではトレインを解除する

ロングライドに組み込まれた峠レベルの長い登りは、マイペースを維持して走行するのが肝要です。
自分のペースで走行できないと大きく体力を消耗します。
これは、遅い人が速い人についていくだけではなく、速い人が遅い人に合わせても必要以上に疲弊する、という意味です。
つまり、登りはそれぞれバラけて、走力が近い人同士で走った方が楽なのです。 
(皆でゆっくりまとまって登って楽しく走れるのであれば、 それに越したことはありません)

バラけたままでは困るので、頂上付近に待ち合わせポイントを設定しましょう。
麓で事前に登りのルートを確認し、 目安として距離なども共有しておくとベターです。
走力に大きなばらつきがあるのであれば、遅い人の荷物を速い人が山頂まで持ってあげるのもいいかもしれません。



6. 下りではトレイン解除/維持を検討する

登ったら下りがあるのは当然のことですが、ここにも危険が潜んでいます。
トレインを組んでダウンヒルを行なうと、「先頭の速い人と同じペースで下ろうとしてテクニック・機材が追いつかずに落車が発生する」という事案が発生する可能性があります。
こういった事故が危惧される場合は「それぞれがマイペースで下る」という選択肢があるのですが、そもそも下りのマイペースがどういったものなのか判らないライダーがいる場合、むしろ悪い選択になってしまうこともあります。
この場合はむしろ「小集団となってダウンヒルを行なう」という選択も良いでしょう。
ただしその場合、先頭を走る経験のあるライダーが安全に下る方法をお手本として見せながら下っていく、ということになります。
「減速ポイントで手信号を出しつつ片手で余裕を持って減速する」 「対向車の気配がしたら端に寄るよう合図をする」など、ダウンヒル中に後方走者のことまで意識しながら下るのはそこまで簡単なことでもないですから、先頭走者の技術・経験が求められます。
余裕があれば後方走者の技術だけではなく、例えば使っているタイヤやブレーキがどういったものか、というところまで意識しておきましょう。

 


適切に配慮されたグループライドは、誰にとっても良い体験となります。
安全第一で、楽しいライドを。

他にも思いついたら加筆しておきます。