飯能秩父の山奥で「Perfetto!」と叫んだ話。
外観についてはこちらの記事を御覧ください。
※一個人の感想です。適当にお読みください。
C60。
COLNAGOの伝統を込めた、60周年目の集大成。
かつてはレースバイクとしても最先端を行っていた存在である、Cシリーズの系譜。
はじめに言えば、見た目に関してはともかく、
性能面についてはほとんど期待していませんでした。
だって、フレーム単体でも重量は1,000gを超えていますし、
モノコック全盛期の中で骨董品・伝統芸能(≒進化の殆ど無い)としか言いようのないラグドカーボン。
COLNAGOのCシリーズは「勝つためのバイク」から、「コルナゴの伝統を保存するバイク」へ、そのレゾンデートルを変えてしまったのではないかと思ってしまうのも、無理もないことではないでしょうか。
わざわざカーボンラグを用いるメリットがあるとも思いづらいところです。
ラグはモノコックに比べサイズの柔軟性がある、なんていう使い古された答えは、COLNAGO自体が
V1-rで否定していますし、例えば同郷イタリアのPinarelloも複雑なジオメトリバリエーションを用意しています。
(当然金型コストはべらぼうにかかっているはずだけど、ラグを大量に準備するのとどっちが高いのかは謎)
そんな先入観がある中で乗り初めたC60だったので、期待値はかなり低めな所からのスタートです。
※メインの比較対象はCANYON Ultimate CF SLX 9.0 2014。
主要コンポ、ハンドル、ホイールをC60に移植したので、殆どイコールコンディションでテストできました。
ハイテクでイノベーティブでローコスト、伝統をぶち壊すような存在のCANYONと、
保守的でお高いブランドバイクであるCOLNAGOという、かなり対象的な比較になったかなと。
sponsored link
組み上がった日は生憎の雨。しかし、美味しいものを我慢できるほど出来た人間ではないので、路面が濡れているのもお構いなしに外走へ。
先述のような疑念と、「見た目やブランドに騙されてはいけない」という意識で、かなり辛口な気分。
しかし、バイクに跨がってペダルを回し始めると、驚き。
Ultimate CF SLXのような、分かりやすい軽さ、カコンとタイムラグ無しで飛び出す感じは無い。無いのだけども…
凛、としている。
血が通っている。
炭素繊維の塊に跨っているはずなのに、そんな感覚が頭を過ぎります。
なんとなく、これはいいバイクだという感触がある。
それはLOOK 585 Ultraには有って、CANYON Ultimate CF SLXには無かった不思議な感覚で、
どこか懐かしさを感じつつ、しかし明らかに585Ultraよりも心地よい。
何か分からないけど、「真っ当」なロードバイクに乗っている、という不思議な感覚。
この段階ではこの感覚を咀嚼しきれず、ただニヤニヤしながらその感触を楽しみます。
路面状況も良くないので、そろそろと定番のテストコースへ。
Cシリーズといえば"ガチガチの高剛性バイク"のイメージだし、今回のC60は更にパイプを大径化しているので、
岩のような硬さの感覚かと思っていたら、そんなことはなく拍子抜け。
かっちりとした、ある種モノコック的な乾き気味の踏み応えが帰ってきます。
その結果、巡航スピードまでの加速はなかなか悪くない印象。
ただし、軽量系ハイエンドフレームで良くある"100の入力を瞬時に100の出力として吐き出している"ような感覚とは違った推進フィーリングです。
パッと頭に浮かんだのはDOGMA F8。アレに似ている。
しっかりとした加速の中にも、どこか重い踏み応え。
踏み始めから踏み終わるまでの距離が長いような気がする。軽いギアで回していても常にギアが軽くかかっているような。
例えるならば、ヒューン、フォーンという、ワープのような、奇妙に後を引く加速を繰り返しながらバイクの感覚を拾います。
気がつくのは、安定感。
重量が重いから?
直進安定性が高くバイクが真っ直ぐ進んでいくから?
それとも重心が低いのか?
何が原因か分かりませんが、
とにかく、C60は滑るように進んでいきます。
頭に浮かぶのは、ロールスロイス・ファントムがゆっくりと走る姿。
文字にするとバカみたいですが、本当にそういったイメージが浮かびました。
意識して速度を上げていくと、段々と別の側面が見えてきます。
それまでは余裕を見せて、涼しい顔で駆動力に変換していたフレームが、
35km/h程度の速度から雰囲気を一変させ、
一漕ぎ毎にギュン、ギュンと爆発的な加速を見せるようになります。
車であればターボがかかりはじめたような、
もしくはECOモードからレースモードに切り替えたような、
獰猛で官能的な加速を見せます。
「このフレームは、もしかしたら入力した力以上を出力しているのではないか」と
思ってしまうほどの伸びを見せ、C60はただひたすらに突き進みます。
もちろんそんなことはあり得ないので、「今まで乗ったどのバイクよりも進めやすい」
ということなのですが。
では何故進めやすいのか?
それは恐らく、入力した力を逃さぬよう、そして効率的に活用するように出来ているから。
どうやら良いロードバイクの進む感触(もしかしたら剛性感)には二種類有るらしい、というのが最近分かってきました。
1つは、瞬間的な出力に対して良く反応し、忠実に力を伝達するもの。
こういったタイプはゼロ加速や高ケイデンスなど、素早く瞬間的に力を加えた時に良い印象を残す。
ただし、最適な入力ポイントは狭く、そこを過ぎると足当たりがスカスカになってしまう。加速にムラがある印象。
ペダリングが上手であればあるほど使いこなせるけど、ペダリングスキルの無いアマチュアには疲れてくるほど難しいフレームかもしれない。
もう1つは、人間の入力を上手く受け止め、均していくもの。
こういったタイプは重めのギアで踏んであげたり、体重を乗せたダンシングで伸びる感覚がある。
ペダリングの全周でギアがかかっているような感覚があるので、ついつい踏みたくなってしまう。
ただし、パッと軽く乗っただけではむしろ「重い」「たるい」「ぼんやりしている」といったネガティブな印象になりがち。
絶対的な速度はもしかしたら低いかもしれないけれど、
人間の不均一な入力を上手くフレームに留める特性がある。
擬音で言えば、前者が「コンッコンッ」と点で加速するような感じに対し、後者は「スーッ」と、面で加速するような印象。
この前者と後者の感覚は、必ずしも1つのフレームにどちらかしか無い訳ではないようで。
理想的なフレームは両方の要素を持ち合わせています。
ただ、どちらかがより多かったり、速度域によって変わったりする。
Ultimateは前者が強いフレームだったので、高速域でペダリングが乱れてくると進みにくい印象を受けていました。
その代わりに重量の軽さでトルクの谷を上手くごまかしている感じ。
以前試乗したMadone9は非常に後者が強く、かつ低速域では前者も出てくる感覚。
乗り込んで分かったのは、C60はかなり後者、トルクを帯で出していくタイプだということ。
ただし、前者が全くない訳ではなく低速域の軽快さを薄い大径パイプで上手く出しているように思えます。
軽快感の塊のようなUltimateから乗り換えると、その重量差も相まって「うーん、どっしりしてるなぁ」と思わされましたが…
しかし、速度域が上がり、更に踏み込むようなペダリングになっていくとその印象が一変。
グイグイとフレームが前に進みたがる。
ペダリングの力をフレームが溜め込んで、余韻を感じられるほどに長い時間放出してくれているような。
Ultimateでは踏み切れなかったギアが、何故か踏み切れてしまう。
"出力伝達機械"ではなく、"共に走る"感覚を伴って、伸びやかに進んでいく。
これは、とんでもなく気持ちいい。
※ペダリングスキルが高ければ or 元気なうちは前者の方が速い気がしています。
Ultimateのようなモノコックフレームから感じる一枚革のパリパリ感、ホイールからの振動やペダリングの感覚がダイレクトにフレーム全体に伝わっていくような、"薄い箱に乗っているような"感覚は無く。
むしろ、みっちりと肉が詰まっているような感覚。585にも共通するフィーリングなので、もしかしたらこれがラグドカーボン特有のものかもしれないなと思います。
それぞれのパイプが独立していて、接合部で振動の濁りというか、減衰が起こっている雰囲気。
細かい振動はかなり打ち消して、且つあっという間に減衰してくれるんですが、
大きな振動に対してはそれなりの突き上げがあります。
このあたりはフレーム形状で極端な性能を持たせられるモノコックの方が得意かも。
また、連続して凸凹している路面を走ると、フレームがそれに応じて揺れていく感じがあります。
フレームが処理しきれていないのかな?という印象を初めは受けました。
最近マイブームの飯能・秩父地方に持ち込んで、何度か100kmのライドをこなしました。
重量が有るフレームなので、登りにはあまり期待していませんでしたが、
実際、Ultimateのようにサクサクと登りをこなしていくタイプの登り方ではありません。
脚に常にギアがかかっている感覚が強いので、多少重めのギアで登っていくと楽しいです。
当然軽いギアでケイデンス高めで登っても良いのですが、ついついギアを重くしてしまう、そんなフレーム。
斜度がキツくなった所でダンシングに切り替えると、一漕ぎ毎に勢い良く進んでくれます。
これは非常に爽快で、ついつい何度も繰り返してしまいます。
脚がキツイ状態でも、適度に踏み切れている感覚。
フレームの特性は登りの際のマインドに影響するのではないか、と思っていて、
585 Ultraに乗るとケイデンスをガンガン上げながら頂上を一心不乱に目指してしまいますし、
Ultimate CF SLXでは脚と心拍の情報を冷静にモニタリングしながら、最速で走るためのマネジメントを考えてしまいます。
C60ではどうなるかというと、ただひたすらに楽しいです。
変わりゆく登りの景色を眺めながら、一漕ぎ毎に自転車を進めているという感覚を楽しみ、
頂上までの行程を至福のひとときとする。
決して最速のヒルクライムマシーンでは無いのだけれど、自転車に乗って自然と向き合うという根源的楽しさを味わえる、不思議な乗り物です。
(我ながら意味の分からないことを書いているな、と思います)
まさに、僕にとっては完璧なバイク。
本当に、楽しい!
抜群の安定感のお陰で、下りでは勝手にスピードが出てしまいます。
フォークやヘッドなど、フレームに剛性が不足している感じは一切無し。
フロント側が常に前に進もうとしてくれるので、サドルを横に押すような形で
リアをコントロールしてあげると、弱アンダー気味でスムーズに曲がっていきます。
Ultimateのようにオーバー気味のコーナリングでは無いので、
細かいS字の切り返しや、急カーブは少し苦手かも。
きっちりブレーキングをして、教科書通りに走らせるとしっかり進んでくれます。
特筆すべきは、直線でもコーナーでも気がつく路面追従性です。
まるで路面に磁石でくっついているかのように、コーナーでもバイクが路面をしっかりと捉え続けます。
Ultimateでは跳ねていた段差でも、ビタッと路面を逃さずに走っていきます。
ジオメトリのお陰で前後荷重がいい感じになっているのか、フレームの素材で路面にホイールを押し付けているのか、
理由は全く分かりませんが、この追従性は非常に魅力的です。
ちなみに、この路面追従性が、連続的な路面の段差を乗り手に忠実に伝えてしまう原因かもしれないなと思っています。
これまでは飛び跳ね、飛び越えていた段差の部分まで追ってしまうので、却って上下動が多くなってしまうという可能性はあるかなと。
C60での初飯能で、アップダウンを100kmほど走り
そろそろ終わりが近づこうかという時に、脚がまだ残っている事に気が付きました。
試しにちょっとした登りでダンシングをしてみると、全然登れます。
これは、Ultimateではあり得なかったことです(当社比)。
どうやらC60,距離を走っても脚を残しやすい類のフレームのようです。
ブルベにも持ち込んでみましたが、同じく非常に脚を残しやすい印象です。
ケイデンスを調節して脚を残そうと積極的にマネジメントしたのではなく、
適当に踏んだり回したりしながらだったので、その結果は予想以上のものでした。
雑に踏み込んだ時の、脚へのキックバックを上手く減らしてくれているのだと思います。
"〜らしさ"という言葉を雑誌などのインプレで見かけます。
デローザらしさ、コルナゴらしさなど。
僕はこの言葉がどうもピンと来ないんですね。
生産地もデザインも、素材も違う中で共通する"らしさ"なんてあるのかと。
ふんわりしたマーケティング用語なのかな、と思っています。
そう思っていて、且つ他のコルナゴに乗ったことが無い僕が、
それでもこれが"コルナゴらしさ"だと思う部分はありまして。
それは、"コルナゴという体験" そのものだと考えています。
例えば、その秀逸なジオメトリのお陰で、教科書通りに部品を取り付けるだけで
ちゃんとしたポジションが出るという驚き。
例えば、その綺麗なフレームを眺め、それに跨がり、そして色んな場所へ行って、
そして写真を撮る。風景と一緒につい撮りたくなる、そんな楽しみ。
例えば、タイムアタックで思うようなタイムが出なくても、「まあコルナゴだし、楽しかったからいいや」と思えること。
例えば、自分が乗っているバイクが、イタリアで手作業で創り出されたフレームなのだ、とふと思い出した時の郷愁のような何か。
そういった、ちょっとした体験が"コルナゴらしさ" であると感じます。
当然そういった"らしさ"は、コルナゴ以外のブランドもそれぞれが持っているはずです。
しかしどのようなブランドであれ、他のブランドで代替の効かない"らしさ"を持っているということは
そのブランドを選び、愛する十分な理由になるでしょう。
コルナゴが持っている歴史や製法や塗装は、なかなか他で替えが効かないものなので、
それらの差別化要因が一種の"らしさ"と呼ばれるものである、というのが最終的な僕の理解です。
そして、その"コルナゴらしさ"、
いや、"コルナゴのCシリーズらしさ"に心惹かれる人にとっては、
その値段も、決して最新鋭機とは言えないそのレース性能も、このフレームを選ばない理由にはならないのです。
血が通っている。
炭素繊維の塊に跨っているはずなのに、そんな感覚が頭を過ぎります。
なんとなく、これはいいバイクだという感触がある。
それはLOOK 585 Ultraには有って、CANYON Ultimate CF SLXには無かった不思議な感覚で、
どこか懐かしさを感じつつ、しかし明らかに585Ultraよりも心地よい。
何か分からないけど、「真っ当」なロードバイクに乗っている、という不思議な感覚。
この段階ではこの感覚を咀嚼しきれず、ただニヤニヤしながらその感触を楽しみます。
路面状況も良くないので、そろそろと定番のテストコースへ。
初期加速〜30km/h程度
Cシリーズといえば"ガチガチの高剛性バイク"のイメージだし、今回のC60は更にパイプを大径化しているので、
岩のような硬さの感覚かと思っていたら、そんなことはなく拍子抜け。
かっちりとした、ある種モノコック的な乾き気味の踏み応えが帰ってきます。
その結果、巡航スピードまでの加速はなかなか悪くない印象。
ただし、軽量系ハイエンドフレームで良くある"100の入力を瞬時に100の出力として吐き出している"ような感覚とは違った推進フィーリングです。
パッと頭に浮かんだのはDOGMA F8。アレに似ている。
しっかりとした加速の中にも、どこか重い踏み応え。
踏み始めから踏み終わるまでの距離が長いような気がする。軽いギアで回していても常にギアが軽くかかっているような。
例えるならば、ヒューン、フォーンという、ワープのような、奇妙に後を引く加速を繰り返しながらバイクの感覚を拾います。
気がつくのは、安定感。
重量が重いから?
直進安定性が高くバイクが真っ直ぐ進んでいくから?
それとも重心が低いのか?
何が原因か分かりませんが、
とにかく、C60は滑るように進んでいきます。
頭に浮かぶのは、ロールスロイス・ファントムがゆっくりと走る姿。
文字にするとバカみたいですが、本当にそういったイメージが浮かびました。
35km/h〜
意識して速度を上げていくと、段々と別の側面が見えてきます。
それまでは余裕を見せて、涼しい顔で駆動力に変換していたフレームが、
35km/h程度の速度から雰囲気を一変させ、
一漕ぎ毎にギュン、ギュンと爆発的な加速を見せるようになります。
車であればターボがかかりはじめたような、
もしくはECOモードからレースモードに切り替えたような、
獰猛で官能的な加速を見せます。
「このフレームは、もしかしたら入力した力以上を出力しているのではないか」と
思ってしまうほどの伸びを見せ、C60はただひたすらに突き進みます。
もちろんそんなことはあり得ないので、「今まで乗ったどのバイクよりも進めやすい」
ということなのですが。
では何故進めやすいのか?
それは恐らく、入力した力を逃さぬよう、そして効率的に活用するように出来ているから。
ロードバイクで感じる、二種類の "進む"
どうやら良いロードバイクの進む感触(もしかしたら剛性感)には二種類有るらしい、というのが最近分かってきました。
1つは、瞬間的な出力に対して良く反応し、忠実に力を伝達するもの。
こういったタイプはゼロ加速や高ケイデンスなど、素早く瞬間的に力を加えた時に良い印象を残す。
ただし、最適な入力ポイントは狭く、そこを過ぎると足当たりがスカスカになってしまう。加速にムラがある印象。
ペダリングが上手であればあるほど使いこなせるけど、ペダリングスキルの無いアマチュアには疲れてくるほど難しいフレームかもしれない。
もう1つは、人間の入力を上手く受け止め、均していくもの。
こういったタイプは重めのギアで踏んであげたり、体重を乗せたダンシングで伸びる感覚がある。
ペダリングの全周でギアがかかっているような感覚があるので、ついつい踏みたくなってしまう。
ただし、パッと軽く乗っただけではむしろ「重い」「たるい」「ぼんやりしている」といったネガティブな印象になりがち。
絶対的な速度はもしかしたら低いかもしれないけれど、
人間の不均一な入力を上手くフレームに留める特性がある。
擬音で言えば、前者が「コンッコンッ」と点で加速するような感じに対し、後者は「スーッ」と、面で加速するような印象。
この前者と後者の感覚は、必ずしも1つのフレームにどちらかしか無い訳ではないようで。
理想的なフレームは両方の要素を持ち合わせています。
ただ、どちらかがより多かったり、速度域によって変わったりする。
Ultimateは前者が強いフレームだったので、高速域でペダリングが乱れてくると進みにくい印象を受けていました。
その代わりに重量の軽さでトルクの谷を上手くごまかしている感じ。
以前試乗したMadone9は非常に後者が強く、かつ低速域では前者も出てくる感覚。
乗り込んで分かったのは、C60はかなり後者、トルクを帯で出していくタイプだということ。
ただし、前者が全くない訳ではなく低速域の軽快さを薄い大径パイプで上手く出しているように思えます。
軽快感の塊のようなUltimateから乗り換えると、その重量差も相まって「うーん、どっしりしてるなぁ」と思わされましたが…
しかし、速度域が上がり、更に踏み込むようなペダリングになっていくとその印象が一変。
グイグイとフレームが前に進みたがる。
ペダリングの力をフレームが溜め込んで、余韻を感じられるほどに長い時間放出してくれているような。
Ultimateでは踏み切れなかったギアが、何故か踏み切れてしまう。
"出力伝達機械"ではなく、"共に走る"感覚を伴って、伸びやかに進んでいく。
これは、とんでもなく気持ちいい。
※ペダリングスキルが高ければ or 元気なうちは前者の方が速い気がしています。
乗り心地
Ultimateのようなモノコックフレームから感じる一枚革のパリパリ感、ホイールからの振動やペダリングの感覚がダイレクトにフレーム全体に伝わっていくような、"薄い箱に乗っているような"感覚は無く。
むしろ、みっちりと肉が詰まっているような感覚。585にも共通するフィーリングなので、もしかしたらこれがラグドカーボン特有のものかもしれないなと思います。
それぞれのパイプが独立していて、接合部で振動の濁りというか、減衰が起こっている雰囲気。
細かい振動はかなり打ち消して、且つあっという間に減衰してくれるんですが、
大きな振動に対してはそれなりの突き上げがあります。
このあたりはフレーム形状で極端な性能を持たせられるモノコックの方が得意かも。
また、連続して凸凹している路面を走ると、フレームがそれに応じて揺れていく感じがあります。
フレームが処理しきれていないのかな?という印象を初めは受けました。
登り
最近マイブームの飯能・秩父地方に持ち込んで、何度か100kmのライドをこなしました。
重量が有るフレームなので、登りにはあまり期待していませんでしたが、
実際、Ultimateのようにサクサクと登りをこなしていくタイプの登り方ではありません。
脚に常にギアがかかっている感覚が強いので、多少重めのギアで登っていくと楽しいです。
当然軽いギアでケイデンス高めで登っても良いのですが、ついついギアを重くしてしまう、そんなフレーム。
斜度がキツくなった所でダンシングに切り替えると、一漕ぎ毎に勢い良く進んでくれます。
これは非常に爽快で、ついつい何度も繰り返してしまいます。
脚がキツイ状態でも、適度に踏み切れている感覚。
フレームの特性は登りの際のマインドに影響するのではないか、と思っていて、
585 Ultraに乗るとケイデンスをガンガン上げながら頂上を一心不乱に目指してしまいますし、
Ultimate CF SLXでは脚と心拍の情報を冷静にモニタリングしながら、最速で走るためのマネジメントを考えてしまいます。
C60ではどうなるかというと、ただひたすらに楽しいです。
変わりゆく登りの景色を眺めながら、一漕ぎ毎に自転車を進めているという感覚を楽しみ、
頂上までの行程を至福のひとときとする。
決して最速のヒルクライムマシーンでは無いのだけれど、自転車に乗って自然と向き合うという根源的楽しさを味わえる、不思議な乗り物です。
(我ながら意味の分からないことを書いているな、と思います)
まさに、僕にとっては完璧なバイク。
本当に、楽しい!
下り
抜群の安定感のお陰で、下りでは勝手にスピードが出てしまいます。
フォークやヘッドなど、フレームに剛性が不足している感じは一切無し。
フロント側が常に前に進もうとしてくれるので、サドルを横に押すような形で
リアをコントロールしてあげると、弱アンダー気味でスムーズに曲がっていきます。
Ultimateのようにオーバー気味のコーナリングでは無いので、
細かいS字の切り返しや、急カーブは少し苦手かも。
きっちりブレーキングをして、教科書通りに走らせるとしっかり進んでくれます。
特筆すべきは、直線でもコーナーでも気がつく路面追従性です。
まるで路面に磁石でくっついているかのように、コーナーでもバイクが路面をしっかりと捉え続けます。
Ultimateでは跳ねていた段差でも、ビタッと路面を逃さずに走っていきます。
ジオメトリのお陰で前後荷重がいい感じになっているのか、フレームの素材で路面にホイールを押し付けているのか、
理由は全く分かりませんが、この追従性は非常に魅力的です。
ちなみに、この路面追従性が、連続的な路面の段差を乗り手に忠実に伝えてしまう原因かもしれないなと思っています。
これまでは飛び跳ね、飛び越えていた段差の部分まで追ってしまうので、却って上下動が多くなってしまうという可能性はあるかなと。
ロングライド
C60での初飯能で、アップダウンを100kmほど走り
そろそろ終わりが近づこうかという時に、脚がまだ残っている事に気が付きました。
試しにちょっとした登りでダンシングをしてみると、全然登れます。
これは、Ultimateではあり得なかったことです(当社比)。
どうやらC60,距離を走っても脚を残しやすい類のフレームのようです。
ブルベにも持ち込んでみましたが、同じく非常に脚を残しやすい印象です。
ケイデンスを調節して脚を残そうと積極的にマネジメントしたのではなく、
適当に踏んだり回したりしながらだったので、その結果は予想以上のものでした。
雑に踏み込んだ時の、脚へのキックバックを上手く減らしてくれているのだと思います。
"コルナゴらしさ"とは?
"〜らしさ"という言葉を雑誌などのインプレで見かけます。
デローザらしさ、コルナゴらしさなど。
僕はこの言葉がどうもピンと来ないんですね。
生産地もデザインも、素材も違う中で共通する"らしさ"なんてあるのかと。
ふんわりしたマーケティング用語なのかな、と思っています。
そう思っていて、且つ他のコルナゴに乗ったことが無い僕が、
それでもこれが"コルナゴらしさ"だと思う部分はありまして。
それは、"コルナゴという体験" そのものだと考えています。
例えば、その秀逸なジオメトリのお陰で、教科書通りに部品を取り付けるだけで
ちゃんとしたポジションが出るという驚き。
例えば、その綺麗なフレームを眺め、それに跨がり、そして色んな場所へ行って、
そして写真を撮る。風景と一緒につい撮りたくなる、そんな楽しみ。
例えば、タイムアタックで思うようなタイムが出なくても、「まあコルナゴだし、楽しかったからいいや」と思えること。
例えば、自分が乗っているバイクが、イタリアで手作業で創り出されたフレームなのだ、とふと思い出した時の郷愁のような何か。
そういった、ちょっとした体験が"コルナゴらしさ" であると感じます。
当然そういった"らしさ"は、コルナゴ以外のブランドもそれぞれが持っているはずです。
しかしどのようなブランドであれ、他のブランドで代替の効かない"らしさ"を持っているということは
そのブランドを選び、愛する十分な理由になるでしょう。
コルナゴが持っている歴史や製法や塗装は、なかなか他で替えが効かないものなので、
それらの差別化要因が一種の"らしさ"と呼ばれるものである、というのが最終的な僕の理解です。
そして、その"コルナゴらしさ"、
いや、"コルナゴのCシリーズらしさ"に心惹かれる人にとっては、
その値段も、決して最新鋭機とは言えないそのレース性能も、このフレームを選ばない理由にはならないのです。
コメント一覧 (22)
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- November 22, 2016 23:41
- >ヤマトさん
コメントありがとうございます。
赤のC60は素敵ですよね。是非コレクションに加えたい色です。
その解釈で合っている…はずです。
http://lakeside-bikes.com/merchant/240/images/site/Colnago-Thread-Fit-825.jpg
上記のURLの写真はコルナゴのスレッドフィット82.5の画像です。
中央のスリーブにネジが切られており、それがフレームに入っています。
このネジに対して、PF86のベアリングを嵌められるサイズの金属製のカップがねじ込まれています。
つまり、フレームのスリーブ→(ネジ)→BBカップ→(圧入)→PF86ということです。
購入時にはBBカップまでがフレームに取り付けられているはずです。
Wishboneの製品はおそらくBBカップを取り外してフレームのスリーブに直接取り付けるものだと推測しますが、その辺りはメーカーの方にご確認下さい。
BBカップの取り外しに専門工具が必要かもしれません。
-
- November 24, 2016 19:53
- 今年の1月くらいにキシリSLRの記事でコメントしたものです。
その節はどうもありがとうございました。
なんやかんやで菰野HCにて1秒以下で総合優勝を逃してしまいました汗
さて今回は興味本位と来シーズンのフレーム選定中でコメントさせてもらいました。
本題ですが、C60でのヒルクライムはアルチメイト等と比べてアドヴァンテージはあるのでしょうか?
重量的にはC60の方が重いと思いますが、経験上重くても効率よく走ってくれれば確実にアドヴァンテージなると確信しているので非常に気になります(プチ自慢ですが、HCレースではエリートクライマーが5kg台、自分は7kg程ですが結果がしっかり出ています(KOH富士で総合優勝。))
-
- November 27, 2016 12:06
- >天狗党クライマーさん
こんにちは、コメントありがとうございます。
…僕は登りが速いわけではないので、質問をする相手を間違えているのではないかと思いますが(苦笑
Stravaのデータを見ると、登りの距離が長くなるとUltimateとほぼ同タイムが出ているので、
脚を残せるアドバンテージが存在する可能性は高いと思います。
僕は体重が軽く出力が小さいので、重量のディスアドバンテージがかなり大きいですが、
ある程度の出力を維持できる人にとってはC60は悪い選択ではないように思います。
-
- November 27, 2016 13:53
- 返答ありがとうございます。
いやいやいろんな意見、情報が聞きたいので大丈夫ですよ~。
同じタイムかぁ。。。同じくらい。。。同じクライム。。なんちゃって汗
もし速いようなら考えてましたが一安心です(財布的に)
やっぱライトウェイト(後輪のみ)を買った方が速いか。
さて余談ですが、最近低価格で高剛性なバイク(Velocity、マグナス2nd)を買ってみてテスト
したんですが愛用のSタマSL4と比較して数ワット楽(?)に走れるものの、同じパワーにもかかわらず平均心拍が10拍高いという。。。 しかもSタマSL4と違い登りになると極端に足にキてしまうんです泣 SタマSL4よりスリムな濃縮ボディで平地、クリテにはいいですが、、、フレームも奥が深いようですね。。。
-
- November 28, 2016 11:50
- お礼が遅れました。どうもありがとうございましす。
なるほど新品のフレームにはプレスフィットBB用の筒がネジ込んであるわけですね。
取り外し用の専用工具が40ポンドとかするみたい。一度しか使わないのに高いなあ。
雨に降られたらクランクとBBを開けて掃除をせずにいられないオタクなので、今のところ希少になってしまっているネジ切りハンガー仕様のドグマやC60で揺れています。タイミング的にモデルチェンジがあるかなあというTIMEも気になったりして、日々妄想を楽しんでいます。
-
- November 30, 2016 02:39
- >天狗党クライマーさん
Lightweight良いですね。後輪だけでなく前後で行きましょう。
財布がライトウェイトになりますが。
非常に面白い話です。S-works Tarmac SL4も相当硬いフレームだったと記憶していますが、フレームでワット数や心拍が大きく変動するのは興味深いです。
今は亡きグラファイトデザインなどを思い起こしてみると、ヒルクライムの力の入力具合にはフレームが硬すぎない方が良いのかもしれませんね。
-
- November 30, 2016 02:50
- >ヤマトさん
そうなんです、取り外し工具が高いんですよ…欲しい気もするのですが、ちょっと癪な値段です。
イタリアンBBに回帰したピナレロは確かに貴重な存在ですね。英断だったと思います。
BBまで開けるとのことですが、スレッドフィット82.5用のネジが頻繁に開け締めする前提で素材等作られているか分からないので、そういった用途であればドグマの方が良いかもしれません。
TIMEはそろそろSkylon-Scylonから進化しそうですね。TIMEもそのうち一台欲しいなと思っているところです。
-
- December 27, 2016 13:19
- 村方様
いつも楽しく拝見させてもらっています。
突然のC60の購入には驚きました。
自分は現在アンカーRL8の使用していますが、新年そうそうにもコルナゴV1rの購入を考えています。
なぜV1rかと言われますと返事にも困りますが、どうしてもコルナゴに乗りたくて行き着くところがV1rになりました。
価格的にもC60や新しいコンセプトは無理で、海外サイトで購入するつもりです。
あと聞きたかった事がありますが、キャニオンはどうされているのでしょうか?
ルックと同じでまだ所有されていますか?
処分はどうされましたか?
自分は野外倉庫保管でミニベロ、コナMTBと3台保管で、室内保管は新築で嫁がNGのために、台数が増やすことはできずアンカーは処分するしかありません。
会社の後輩に転売を働きかけていますが、条件面で折り合わない場合はYAHOOオークションで売ろうと思ったいます。
今度のV1rは、ボーラ35クリンチャー+グランプリ4000SⅡでコンポは足元はヂュラ9100のクランク、F,Rディレイラーで予算面からシフターはアルテグラを考えています。
あとサイズも現在のアンカー510からコルナゴなら少しおとして50インチもいいかと考えています。
サイズジオトメリーからみると52が丁度なのですが、村方様のC60のサイズはなんでしゅうか?
アドバイス御願いします。
-
- December 30, 2016 18:02
- >小林さん
コメントありがとうございます。
コルナゴは理由があるから、というよりは「乗りたいから乗る」ものだと思うので、V1-rの購入は良い選択だと思います。
部品の構成も上質ですね。良い自転車になりそうです。
CANYONやLOOKはフレームの状態で保管しています。
前者は非常に性能が高く、後者は個性がとても強く、どちらもいい自転車なのでいつかは乗れるように組み直したいと思っています。
場所がなければ処分するしかありませんね…
僕は480sに乗っています。
アンカーRL8のリーチを見ると、V1-rでは48から54の間でどれを選んでも問題ない数字ですね(48か50ではステムを1cm伸ばす事になりそうですが)。
しかし、V1-rはサイズによってヘッド長がかなり異なるので、現在スペーサーを多く挟んでいるのであれば52か54、スペーサーゼロでステムを一番下まで下げていれば50を選ぶのが良いかと思います。
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- January 06, 2017 12:59
- 村方様
誤字変換ミス文章でしたね、読んでくれてありがとうございました。
前車2台はフレーム保管でしたか。
コンポ、シートまで移植されているので、どうなっているのか疑問でした。
当方50歳代半ばですが、身長176cm股下84cm両手リーチ175cmありますが、
510サイズですと最近大きく感じています、周りを見渡しても50インチ以下のサイズの方が多く、今度のコルナゴは50インチでいくことに決めました。
画像を見るとC60では48インチでも大きく見えます、たしかC60ではフレームのスローピング形状も選べましたよね。
コルナゴのロゴが最高です。
何時かは「コルナゴ」これを思ってここ数年生きてきました、もう少しで夢がかないそうです。
ボーラワン35クリンチャーも発注依頼しましたよ、初めてのカーボンクリンチャーの走り安さも貴殿のインプレを見て楽しみでなりません。
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- January 08, 2017 17:58
- >小林さん
50は程よいサイズかと思います。ヘッドチューブが長めに取られていますので、落差にだけお気をつけ下さい。
C60はヘッドチューブが短めなので、小さいサイズでもあまりスローピングしていないように見えますね。
C60のホリゾンタルモデルはかなり格好いいので、一台欲しいところです。
BORA35Cは良い走りをするでしょうね。組み上がったら是非また感想をお聞かせ下さい。
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- January 24, 2017 13:43
- 村方様
村方様のインプレ読んでいるとC60の素晴らしさが伝わって来て、無性にC60が乗りたくなりました。
V1rも現在のアンカーもそうですが、希望カラーはブラックです。(マット、グロス関係なしで)SEさんのHP見ていたら希望のイタリアンブラックは52サイズのみ、レーシングブラックには50サイズがあったので、思わずポチってしまいました。
自分のキャラでは、クラッシックなんぞ乗れませんので、マットブラックのレーシングで良いかと思ってます。
今日発送されたメールがもう届きました。
完全に予算オーバーです。
もうここまで来たら、シフター、ブレーキ、クランク、FDもR9100で組むことにしました。
RDは安かったので9000を購入済み、BBは91ブレスフィットをYAHOOでポイント切れがあるので昨日購入しました。
BBはWISHBORNが欲しかったのですが、86BB専用アダプターを回す工具が別途買うとなると2万くらいするみたいなので断念しました。
リアカセットは、村方様の指導のとうりに下位グレードで11-28と12-25を二個買って専用12-28を自作しているので、デュラのスプロケは買いません
ステアリングは、アンカーに装着しているスーパーゼロカーボンハンドルとスーパーゼロステムを移植します。
今度のR9100のFDはアジャスター内蔵ですので、ステアリング付近にアジャスターを装着しなくていいのでスッキリするのではないかと思ってます。
本当に楽しみです、何時かはコルナゴが現実になって来ました。
自分のような貧脚ホビーライダーが、V1rみたいな固すぎるフレームは無理だったのでしょうね。
地元走行では、C60の実車を見たことがありませんので、まずカブルことはないでしょうね。
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- January 28, 2017 13:40
- 村方さん
今日フレームセット届きました。
普通の箱でしたよ。
関税他¥18.000ほど取られした。
Fフォークは村方さんと同じ仕様でした、これって25C用にクリアランスが広くなった仕様みたいです、初期型は25Cを履くとギリギリだそうです。
あと質問ですが、ヘッドセットの平ワッシャーを何処に入れるのでしょうか?
ヘッドセットはポジションがあると思いますが、最初から薄地型を入れたほうがいいのでしょうか?
あと充電ケーブル穴の処理の仕方?
チェーンキャッチャーはどうしても装着しないといけないのか?(自分は今日R9100のFD,CS,BE3点は頼みました)
聞きたいことが山ほどあり困っています。
まず今日は、ヘッドの上下ベアリングのオイルシールを外してグリス補充して組みました。
例の86BBに変換するのを回す工具は入っていませんでしたが、ワイヤーガイドは箱に下側右の四角いスポンジの中にありました。
組みたくて仕事になりません、助けてください。
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- January 28, 2017 22:54
- >小林さん
ドタバタしていて返信が遅れました。
C60を買われたのですね!
V1-rも良いフレームだと思いますが、C60の魅力には抗えないですね。
縁とは不思議なもので、欲しいと思ってしまったその時に自分のサイズがあった以上は、運命だと思って乗るしかありません(笑
9100系で組まれたマットブラックのC60…最高の、一生モノの一台となりそうです。
Bora 35も良く似合いそうです。
到着してしまえば、関税なぞどうでも良いほどの嬉しさだと思います(笑
Fフォークの仕様変更が25c対応のためだとは知りませんでした。情報ありがとうございます。
ヘッドセットのワッシャーは上ワンですね。下には何も入れなかったと思います。
たしかヘッドセットのキャップの裏側にピッタリ合ったような気がします。
黒いプラスチックで割りが入っているスペーサーはフォークとベアリングの間に入れるものです。
ヘッドセットのキャップはポジション次第でしょうね。あまりスペーサーを多く入れると見栄えが悪いのでトールタイプのキャップを使うことになりますが、あまりスペーサーを使わないなら薄型の方が格好いいかと。
バッテリー穴の処理は、ゴムのキャップが付属しているはずです。箱のスポンジに刺さっているか、袋の中に入っていたかのどちらだったかと。
チェーンキャッチャーは無くても問題はありません。
僕はつけていますが、傷一つないので無くても問題無いんだと思います。
ただ、万が一落ちたら塗装が剥がれてしまうので、保険のためにあっても良いかなと。
部品の到着が待たれますね(笑
今のうちにコーティングをする等して過ごされるのも良いかもしれません。
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- January 30, 2017 15:33
- 村方様
>黒いプラスチックで割りが入っているスペーサーはフォークとベアリングの間に入れるものです。
何度もすみません。
C60の組み立てインプレなど画像があまりないので分りません。
通常だと割りが入っているプラスティックのスペーサーはヘッド下側のベアリングとフォークの間に入れてのはずなんでしょうが、コラムシャフトの下側が広すぎて上手く入りません。
最後まで強引に広げるとベアリングの内径にのらず、ヘッドとフォークに隙間ができて何か変です。
この黒いプラスティックスペーサーをヘッド上のベアリングの上に割り側を下に指し、そこにアルミワッシャーを載せてヘッドキャップを載せるとしっくりきます。
うちのC60のフォークは不良品なんでしょうか?
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- January 30, 2017 16:15
- >小林さん
言葉が足らず申し訳ありませんでした。
黒の割りスペーサーはフォーク"コラム"とベアリングを埋めるものなので、上から入れるので正解です。
なので、今しっくりきている方法が正しいです。
ご安心下さい。
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- January 30, 2017 16:43
- 村方様
ありがとうございました。
V1r、C60のヘッドセットは下玉押しが不要みたいです。
もう少しで割ってしまいそうでした。
実際に見て触っていると凄いボリュームのフレームです。
画像では細く見えるのに、アンカーRL8のヘッド及びダウンチューブの倍の太さがあります。
あとマットブラックにはガラスコートでは艶がでません。(笑い)
キャニオンもそうだったでしょうね。
日産純正5イヤーズコート(新品)2回掛けましたけど、フレームに染み込んでいくみたいで撥水だけしています。
試しに、ワコーズバリヤスコートもやったら同じでした。
シュワラスター固形ワックス塗りたくってみます。
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- February 07, 2017 12:42
- 村方様
デュラエースR9100パーツすべて到着しました。
こちらは国内ですべて調達しました。
ボーラワン35はウィッグルさんからまだ届きません。
シマノ用は常に在庫なしで買えないので、カンパフリーのブラック、レッドを注文し、自分でシマノフリーに交換予定です。
DEDA(デダ) スーパーゼロカーボンハンドルは、ワイヤー類が一部ハンドル内製ですので、オーソドックスに右フロントブレーキに組もうと思っています。
シフトワイヤーの配管で疑問がでました。
http://roadbikeequip.blog.fc2.com/blog-entry-754.html
画像見ていたらBB下のケーブルガイドにFD,RDに行くワイヤーに、ガイド部のみケーブルライナーを噛ませて組んでありました。
FDに行くフレーム空洞部まではライナー入れたほうがフレームには安全なのでしょうか。
あとカーボンホイールは、FF F5R ブラックホワイトチューブラーが別途あり、こちらはコンチネンタルコンペンション25Cを組んであります。
カーボンクリンチャーを初めて買いましたが、ボーラ35とF5Rではどちらが乗り出しいいのかも楽しみです。
画像もアップしたいです。指南御願いします。
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- February 10, 2017 09:30
- >小林さん
R9100は早かったですね。
カンパニョーロのフリーからシマノのものに変更した際に、センターずれが発生していないかお気をつけ下さい。
無いとは思いますが、大幅にずれていた場合にはチェーンステー内側と接触してしまう危険性がありますので。
BB下のケーブルライナーですね。
その部分についてはお好みで良いかと思います。
何れにせよ、BB下のガイド部分以外はフレームとワイヤーが接触しないようになっていますので、ワイヤー交換の際に十分なだけのライナー長が残っていれば問題ないと思われます。
(R9100のFDではワイヤー角度が異なっている可能性も否定できませんので、現物合わせしてみて下さい)
チューブラーもお持ちでしたか。F5Rとの比較であればなかなか面白い結果が出るかと思います。
Blogのコメント欄に直接画像をアップロードする方法はありませんので、Flickrのような外部の写真共有サイトに掲載してアドレスを貼って頂く形になるかと思います。
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- February 22, 2017 13:03
- 村方様
>カンパニョーロのフリーからシマノのものに変更した際に、センターずれが発生していないか
BORA ONE到着しました。
シマノフリーは奮発してアルマイト処理のホワイトを購入しました。
カンパ用を取り外し、ラチェット周りにグリスを付け装着、あれはまらない?何故だ?
以前ZONDAでハブグリス注入した時は簡単に嵌ったはずなのに?これはショップに持ち込みか部品を間違ったのかと脳裏によぎりましたが、外したカンパフリーを良く見ると穴が真円ではありません。
最近のBORAのハブシャフトは、3箇所かしめの入った形になっていて、フリーも位置を合わせて入れないと入らない構造になっているようです。
無事奥まで入ってセンターずれなしに嵌りました。
あとSTIですが、村方様のようにグリップを少ししゃくり上げた状態で装着したいので、
こちらもDEDAカーボンハンドルは諦めて(装着指定位置MAX線が下過ぎて上部に装着不可)村方様と同じゼロ100ハンドルを追加購入しました。
昨日ブログ画像を参照にして位置決めしたところです。
あと25日に最終のワイヤ周り装着クランク取付をし、27日は初シェイクダウンに向かえそうです。
楽しみです。
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- February 23, 2017 22:08
- >小林さん
そういえばハブシャフトの形状が変わっていましたね。
アルマイト処理のシマノフリーは良い選択だと思います。
DEDAのZero100は、しゃくるには優れたハンドルだと思います。
逆にSTIを送りたいときは微妙ですが…
ついに完成ですか!
27日がとても楽しみですね。
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C60のBBのことを教えてもらえないでしょうか。
BBのハンガーに直接ネジが切ってあり、Wishboneなどの
https://www.corridore.co.jp/menu/c327442
このような製品を直接ハンガーにネジ込めるものだと理解しているのですが、勘違いでしょうか?
ネット上で写真を見ていると、コルナゴのロゴの入ったカップが入っているのが見えるものが多いですが、新品のフレームにはなにかハンガーにスリーブなりカップのようなものが入っているのでしょうか?