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今年も千葉で始まり千葉で終わります。


今年最後のブルベはいつもお世話になっているAJ千葉さんの1024美浜300でした。

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コースはこんな感じ、いつもと逆で時計回りです。
 


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装備メモ





10月の終わりですがギリギリ木枯らし直前、24℃/15℃という温かい日でした。
ゴール時間の23時ごろには18℃ほどだったかと思います。

この寒暖の差が激しい時期には、なるべく寒い方に合わせて装備を決めます。
特に自分の場合、21℃を境に長袖と半袖を切り替えるので、

・長袖ジャージ(Jakrooのオータムタイプ) 
・夏用アンダー(アンダーアーマーヒートギア)
・夏用ビブ(Mavic Sprint)

をベースとし、寒さを感じた時の為に

・パッド無しロングタイツ(Decoja)
・冬用アンダー(アンダーアーマーコールドギア)
・秋用グローブ 

をオルトリーブLへ。



特に今回初投入のDecojaのロングタイツは重ね履きしても違和感なく履くことができる大変良いものでした。 
安いですし。
 


走ってみて




体調はそこそこ。
自宅から8kmほどの駅からスタート地点の最寄り駅まで一本で行けるのでとても助かります。
 
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今回の装備はこんな感じ。
この時期は750mlのボトル一本で足りるのでオルトリーブを持て余し気味ですね。
とはいえこのサイズでも重量面では小型モデルに引けをとらないのでコレでOKです。
基本的には300kmも600kmも装備は変わりません。
このまま600kmを走っても装備面では問題ないはずです。


余談ですが、ブルベカードに必要事項を記入する際にメダルの欄も書いてしまうのが僕のささやかな願掛けです。
本来は完走後に記入する欄ですが、そこに書き込むことで必ず帰ってくるという願いを込めています。



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真ん中の赤いのが僕ですが、今回はサークルの後輩2人と走って来ました。
どうにか終電に間に合うように走りたいところですが、終電が0時10分ということで、16時間程度で完走しないと始発まで待ちぼうけを食らうというキツーイ状況。
後輩に「終電で帰りたいんだよねー」なんて話をしていたら、この後容赦なくペースを上げられてヒーヒーすることになります…
今回の記事がざっくりとしているのは後輩2人のペースが上がりっぱなしで写真撮る暇が無かったからです(気を抜くと千切れそうな人)。


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午前中は温かい気温の中、千葉のアップダウンを楽しみます。
後輩がどんどん踏んでいくので僕のブルベでは珍しく参加者を次々とパスしていくのが新鮮な感じでした。


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午後になり房総半島に差し掛かるといつもどおりの向かい風。
押し返されそうになるほどの強風と、それに乗って飛んでくる砂がランドヌール達を痛めつけます。
そんな手強い環境にもめげず後輩2人は踏み続けますが、これは流石にオーバーペース。

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強く踏み込めば24km/hほどのペースで走れる状況ですが、あえて脚を緩めて20km/hまでダウンさせます。
この区間で数十分を削減しても後に残るダメージを考えると割にあわないので。


房総半島を抜ければ段々と追い風基調に変化し、30km/hを超えるペースで走れるように。
そのうち日が落ち、ブルベらしい暗闇の中で千葉の山中へ突入します。

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苔むし枝や砂利が転がる山道を走ったり…

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祭りに差し掛かったり…

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定番のマザー牧場も越えました。
夜に来たのは初めてかも。

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というわけでゴールしました。
なんと15時間26分。終電まで1時間以上あります。

ゴール地点では久しぶりにロールキャベツとゆでたまごを頂きました…!
毎回AJ千葉のスタッフの皆さんの暖かさが染みます。
大好きです、AJ千葉。


ゆっくりと休ませて頂いて、終電で無事帰路へ。

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お疲れ様でした。
これで今年のブルベはひとまず終了です。




今年のブルベ




今年走ったブルベを振り返ります。


■BRM214 犬吠埼200
キツかった度 ★★★★★

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向かい風に殺されたブルベ。
犬吠埼まで九十九里浜を北に走る50kmの区間がひたすら向かい風で、
「犬吠埼まで着けば折り返しで追い風だから頑張ろう!」
と思っていたら帰りはもっとキツイ向かい風だったという悪夢のような状況。
諸事情でDNFとなりました。



■BRM321 鴨川200
キツかった度 ★★

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200のリベンジの為に急遽エントリーして走ったブルベ。
程よいアップダウンを楽しめました。
船橋スタートは大変ありがたいので今後も続いて欲しいです。
 

BRM425 北関東400
キツかった度 ★★★★

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コース自体は平坦基調ですが、喉風邪をひいていたのでとても辛かったブルベ。
新バイクの投入でかなり楽できたのが印象的。



BRM523 足尾300
キツかった度 ★★★


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足尾の自然を満喫したブルベ。
粕尾峠が大変強敵で、一気に脚を削られたのが衝激。
自販機のそばに癒やされました。


■BRM801 金太郎ナイト
キツかった度 ★★★★★


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深夜スタートの200km。
余裕かと思ったら日が出はじめた頃から気温が急上昇。
あまりの暑さに胃腸が殺られるも、脱水回避のために一時間ごとに1.5リットルのスポーツドリンクを消費しながらやっとのことで生還。
長距離の疲労下では暑さへの免疫が弱まってしまう事が良く判った一本。



ちょっとした気づきのまとめ



僕のようなポンコツが三年ほどブルベを走って気がついた事、TIPSというかコツというか、些細な気づきをポンコツなりにまとめておこうと思います。


■七割の力で走る

ゴールは遠いです。例え最初の50kmを最速で消化したとしても、最短でもまだ150kmが残されています。
ブルベにおける制限時間はそれなりに余裕を持って設定されているので、鼻歌を歌いながら走れるくらいの強度で淡々と進むのが近道です(完走のみを目的とするなら)。
有酸素域では半永久的に運動を続けることが出来るはずですが、無用な踏み込みやダッシュで筋肉に疲労を残したりグリコーゲンを消費したりするとゴールまで辿り着ける確率は低下します。



■長い上りでは一定以上のケイデンスを維持する

基本的には前述のとおり余裕を持って走る方が楽ですが、上りはそうはいきません。あまりにゆっくり走るとギアが足りなくなり、まるで低ケイデンストレーニングをしているかのごとく長時間の踏み込みを余儀なくされます。
これを回避するためにはまず軽いギアを入れること。そして、そのギアの範囲内である程度のケイデンスを維持できるように踏むことです。

最適なケイデンスは人それぞれだと思いますが、 半年ほど継続してケイデンスのデータを取れば大体の理想ケイデンスが把握できます。
平地ではギアが足りないなんてことは先ず起こりえないので良いのですが、上りでこの理想ケイデンスを大きく下回ると拷問でしかないので、例え力強く踏むことになったとしても一定のケイデンスを維持するべきです。
上りでは力をかけるのを止めれば直ぐに重力に引かれ失速してしまうので、滑らかに進み続ける事が肝要だからです。


 
■機材は身を助ける
 
良い機材はあくまで乗り手に"楽させる" ものであり、"速くさせる"ものではありません。
乗り手というエンジンを如何に効率良く使えるかが機材の良し悪しであり、どんな機材でも発揮するパワー自体は変えることができないからです(出来るとしたらそれはドーピングでしょう)。

しかしブルベでは"楽"であることが"速い"に繋がる事が往々にして起こります。
楽であるということは後半にまで体力を残しておけるということであり、それは距離が伸びれば伸びるほど効果を増します。
良い機材はランドヌールがゴールへと辿り着く確率を上げてくれるでしょう。 

フレームやホイールはおもに快適性と重量の面で貢献してくれます。
ブルベでは瞬間的に強いパワーがかかることは先ず無いので、高剛性なフレームやホイールである必要は無いかもしれません。 
衝撃吸収性に優れたフレームやホイール、適切なタイヤを組み合わせることで乗り手の疲労を軽減してくれます。
さらに軽量なバイクは上りでの疲労を抑え、また荷物を多めに積むことへの抵抗を少なくしてくれるでしょう。

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もしかすると、コンポーネントはブルベにおいてフレーム以上に重要なものかもしれません。
変速の軽さは、手首を捻って変速する際に使う筋肉の疲労を抑えてくれます。
変速の重いレバーと軽いレバーで比べると、この一見微々たる差は距離を伸ばすにつれ明確な差となって現れました。

また、ブレーキも重要です。
引きが軽く、効きが強いブレーキは疲労が貯まりにくいですし、力の弱った後半になっても安全に止まることが出来ます。 
ブレーキ性能の違いが精神面に及ぼす影響も馬鹿にできません。
ブルベではしばしばある不安定な路面でのダウンヒルで、安心して下ることが出来るかどうかはブレーキ(と信頼性の高いタイヤ)にかかっています。

一番どうでもいいのはクランクでしょう。
クランクを105からデュラエースに変えようが、ブルベでは全く違いがありません。
乗ってて感じる情報量が増して楽しくなるのは事実ですが。



■寒暖に対応する

ブルベ中の敵の一つは気温です。
数百キロの距離を走行するということ自体が身体に負担をかける行為ですから、そこに寒すぎたり暑すぎたりといった余計な負荷を与えることはなるべく避けなくてはいけません。

寒さには比較的簡単に対応出来ます。
ウェアを多めに持てば良いのです。荷物は増えますが、少し重くなったバイクで上りを走り数分遅れることと寒さで震えながら数百キロを走ることを比較すれば、どちらがマシかは明白でしょう。 
かと言って容積のあるジャージなどを持っていくわけにもいかないので、軽量なウィンドブレーカーやアームウォーマー、アンダーなどを活用するのが良いです。

暑さにはなかなか対応できません。
日焼け止めをきちんと塗ることで体力の消耗を防ぎ、大量に水分を補給し、時には身体にかけるくらいでしょうか。
死ぬほど暑い時期は走らないのが正解な気がします。 

どちらにしても自分の身体を知っておく必要があります。
何度くらいから半袖では辛いのか、何度くらいから下にアンダーを着こみたくなるのか、事前にそういった情報を蓄積しておくことで装備を最小限に留めることが出来ます。
僕の場合はとにかく寒い事に弱いので、予想最低気温からさらに3度ほど下がっても対応出来るだけの装備をいつも持っていくことにしています。
海や湖のそばであったり、山奥を走ることになると局地的に予報以上に寒くなることが起こりえるからです。


 
■補給とドリンク選び

走行中のドリンクも、何が自分に合っているのか事前に知っておくべきです。
特に身体が慣れていない頃や、後半疲労が溜まってくるとドリンクからの補給が主になることもありますので、自分の身体が何を欲しているのか常に聞き耳を立てましょう。
ちなみに僕はオレンジジュースとポカリスエットを混ぜたものをいつも飲んでいます。 オレンジジュースはクエン酸やビタミンC、そして果糖で疲労回復に使います。ポカリスエットはそれらの吸収を高めつつ、電解質などの補給のために。

ドリンクと同じく、補給食にも人それぞれの好みがあるでしょう。
おにぎりを食べながら走る人もいますし、カロリーメイト派の人もいます。
僕はブラックサンダーをメインに、羊羹や大福、わかめおにぎりなどその時に食べたいと思ったものを選択しています。

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何を食べるにせよ、"食べる事"が大事です。こまめに少しずつ食べないと、万が一ハンガーノックなど起こした日には目も当てられません。
ブルベでは大量のカロリーを消費するので、食べられるうちに食べておくのが良いと個人的には思っています。 
頻度としては大体1時間に200~300kcalを摂取出来るように調整しています。走行中であれば血糖値の大幅な上下動も起こらないはずなので、甘いものはなるべくそういった時に食べます。

 


■無理をし過ぎず、楽しく走る 

ブルベ自体が一種の"無理"なので、無理をしないという事は出来ないのですが。
例えば眠いのに無理をして走り続けたり、膝が痛いのに無理をしたり。
そうやって事故や怪我をしてしまっては楽しくないですよね。
時には"勇気ある撤退"も必要です。 特に何かが辛すぎて「楽しくない!」と思った時には。
 
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楽しく走ることが大事です。
仲間をみつけて一緒に走るのも大変良いです。ブルベは助け合いながら走る事が出来ますし、仲間がいれば感想戦も楽しくなります。
勿論一人でマイペースに走ることも楽しいのですが、一人耐え忍ぶのだけがブルベではないなーと思います。




今年もブルベで沢山の方々にお世話になりました。 
もしどこかで見かけることがありましたらお声をかけて頂けると嬉しく思います。
来年もまたよろしくお願いします。 


 



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