長距離が大っ嫌いなのに、何故か600まで走ってしまいました。
暗中模索で突き進んだ今年のブルベをゆるく振り返ります。 
思いついたら書き足します。
 
P2100935
 


今年走ったブルベは次の4つ。


BRM210千葉200 房総クラシック ★2

獲得標高2,570m

タイム 9時間39分


BRM323埼玉300 アタック霞ヶ浦北浦涸沼

獲得標高710m

タイム 18時間10分


BRM608宇都宮400牛久 ローカル・リコーロ ★2

獲得標高3,294m

タイム 22時間


BRM921千葉600 裏磐梯 ★5

獲得標高6,465m

タイム 36時間24分


(獲得標高はガーミンの数値なのでズレあり)


全て完走出来たのが奇跡のようで、殆ど綱渡り状態です。

千葉に始まり千葉に終わるブルベ一年生。


今年のブルベで一番辛かったのは埼玉の300でした。

登坂が殆ど無いフラットブルベだったのですが、どうも僕は向かい風の方が苦手なようです。

霞ヶ浦沿いの気温が予定よりかなり低かったのも辛かった…

極めつけのパンク二回に心を折られかけ、制限時間ギリギリでの完走となりました。


一番楽しかったのは宇都宮の400です。

アップダウンが多く難しいブルベでしたが、ルート選びが絶妙だったのか一人でもまったく飽きることなく楽しめました。夜間走行でもワクワクしながら走れる凄いコースだと思います。

ただ、宇都宮の★2ってのは信じちゃいけませんね…宇都宮の★5がどれだけ厳しいのか、想像するだけで恐ろしいです。



千葉は両方ともバランスが良いコースだな、という印象。
登りが各所に散りばめられていて、気が抜けなくて面白い。

あとゴール後に頂ける食事が美味しかったですw

アットホームな雰囲気が強く、心置きなく楽しめるブルベでした。




■機材
 

結局600km以外はバッテリー用のトップチューブバッグと小型のサドルバッグで、600kmはサドルバッグをオルトリーブのLに交換して対応しました。

400kmの装備は完全にミス(防寒装備が必要だった)でしたが、重量を考えるとなかなか難しいものがありますね。大容量のサドルバッグは腰への負担が無い代わりに上り坂での減速感が激しいです。

かといってフロントバッグを装着するのは空気抵抗的にどうなのかなぁ。

お金に余裕があれば背中に入るサイズのウインドブレーカーを購入したいですね。



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写真の仕様で10.2kg+ボトル


そもそもバイク自体がブルベ用途にはどうなのよという話なのですが、ブルベはどのようなバイクでも結構楽しめるんじゃないかと思いました。

距離が長くなるほど機材差ってどんどん出なくなっていくんですかねぇ。

ただ、レース用バイクとそうでないのとでは乗り方がどうしても変わってきてしまうかな?という感じ。

自転車が乗り手に求める乗り方があるのかな。


僕の585のような硬いロードでのんびり走るのは苦痛でしかないので、どうしてもPC間をスピードを上げ短縮し、その分休憩を多めに取るというスタイルになってしまいます。

もちろん休憩を少なくすれば一番いいのだけど、今の自分には難しい。

さらに600kmともなると最後の100kmはタレてしまい、どうしようもなくヘロヘロになってしまいます。

そもそも585に乗ってしまうとワクワクしてつい踏んでしまうので、長いブルベに向いているはずがないw


一方ランドナータイプの自転車なら多少登坂でディスアドバンテージがあったとしても、全体としての走行をスムーズに行えるのであればむしろ強いのかなと。

あえて語弊を恐れずに言えば「うさぎとかめ」とでも言いましょうか。

「休まないうさぎ」になれればいいのですが。


でも、自分が恋い焦がれた585Ultraに乗って積算1500kmもブルベを走れただけで本当に幸せです。大きなトラブルもなく頑張ってくれた相棒には感謝しきりですね。




■登坂を制すものはブルベを制す?
 
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登坂力というのはブルベの難易度を左右する重要な要素でした。

日本でやるのであれば多かれ少なかれ登るだろうとは思っていたんですが、どのクラブも思った以上に積極的に登りを織り込んでいることに驚き。

パワーがないので荷物による重量の増加に弱かったりして、まだまだ登坂には改善の余地ありです。



■Edge500は優秀
 

コース機能を使い、さらに夜間はバックライトをつけっぱなしにしてもiPhone一回分のモバイルバッテリーで45時間は動いてくれます。200kmなら充電不要。

事前にキューシートで細かい部分をチェックした上で、コースをきちんと設定しておけばEdge500の線引き誘導でも十分ブルベは走れると確信しました。

ただし、300kmほど連続してログを取り続けると挙動がスローダウンし、宇都宮400では350km地点でフリーズ。

PCごとにログを分割したほうがよさそうです。



■アイウェアは大事

アイウェアをオークリーのRadarLockに変えてから明らかに目の周りの疲労が減りました。
長時間走行するとなると、こういった面の疲労にも気を使わなくてはいけないですね。
ただ一枚レンズなので換えレンズの持ち運びが少し面倒です。この辺りはRacingJacketの方が良かったのかなあ、と思わなくもないです。


■サドル欲しい

全く緩衝材のないSelle SMP Formaでは600kmで限界を感じました。
レーパンである程度調節できるかもしれませんが、多少柔らか目のサドルが欲しいです。
スペシャライズドのローミンとか…どこかに落ちてないかなぁ。

■コンパクトクランク欲しい

…読んで字の如しです。
欲を言えば52t-36tが欲しいです。 





600kmは二度と走りたくないと一時期は思いましたが、先輩と一緒にSRを取りたいので来年また走ろうかなーとちょっと考え中です。


ブルベの楽しみ方は人それぞれ。

来年も楽しく走りたいと思います。